智です、ごきげんよう。
グリムロック(光)とイサベル(智)の間の赤ちゃん、咲久楽(さくら)が、9月27日(木)に産まれました。
予定していたとおり、帝王切開で、38週3日での出産となりました。
出産して、咲久楽のお世話に追われる毎日があっという間に過ぎていくけれど、思い出になるので、出産の時のこととかを書き残しておきたいなと思います。

当日の朝、8時40分に病院へ。
この日は絶飲食となる予定だったので、6時くらいに水を飲んだだけで出かけました。
主治医の院長先生に、エコーで赤ちゃんの状態を確認していただいて、病室へ。
NSTという赤ちゃんの心拍とかお腹の張りを確認する機械で30分程状態を確認したのち、剃毛や手術に備えての点滴を始めます。
2本?終わる頃、執刀医の先生の午前中の診察が終わったので、手術室へと歩いて行きました。

手術室に入ったら、まず服を脱がされました。
全裸です!
手術は初めてだったので知らなかったんですけど、恥ずかしい
手術室では、大好きなエンヤの曲(リクエストしたわけではなく、担当ナースさんのチョイスらしい)がずっと流れていて、ちょっとリラックス。
のはずが、やっぱり緊張していたのか血圧が高め
午前中、病室で測った時も高めだったんですけど、そのままでは麻酔をかけられないみたいで、何度も深呼吸。
血圧が落ち着いてきたので、麻酔です。
脊髄くも膜下麻酔といって、背中を丸めて腰に注射するものでした。
麻酔が入ったら、高めだった血圧が今度は急降下。
「気分悪くない?息苦しくない?」と何度も聞かれたのですけど、特に気分は悪くなく。
でも、3回かな?薬を追加されてやっとOKな範囲に戻ったみたい。
その後は、尿道カテーテルを入れられたり、身体の上に布をかけられたり、腕を固定されちゃったり。
ちなみに、顔のところに台みたいなのが置かれて、その上に布がかかるので、自分のお腹の方は見えなくなります。
まぁ、手術の様子が見えちゃったら怖いかもですけどね。

手術が始まると、執刀医が「ペアンお願いします」とか言ってるのが聞こえて、うーん、医療ドラマみたいで面白いなと思ってました。
女医さんなんですけど、「〇〇お願いします」とかおっしゃってて、ドラマみたいに「メス」「ペアン」とか言わないんだなw、とか暢気に考えていました。
この頃、胸のあたりがなんか重く感じるなぁと思ってたんですけど、これは麻酔によるものみたいですね。
事前に言われていた通り、10分くらいで赤ちゃんが出てくるようになって、「もうすぐ赤ちゃん出てきますよ」「頭が出ましたよ」「肩が出ましたよ」って教えてくれました。
身体全体が出てきても、いきなり鳴き声が聞こえるわけではなく、少ししてから、咲久楽の産声が。

聞いたとたんに涙が出てきました。
朝、エコーで心臓が動いているのを確認していたものの、世の中にはお腹の中で死んでしまう赤ちゃんだっているから。
だから、無事に産まれてくれた!ってそのことがとても嬉しくて、涙があふれてきました。
体重2,975g、身長47.4cm、胸囲32.5cm、頭囲32.5cm、アプガースコアという新生児の健康状態を示す数値が10点中9点と、とっても元気な子です。

一通りの処置が終わると、智のそばに咲久楽が連れてこられました。
腕は固定されているので、抱くことは出来ないけれど、咲久楽を抱いていた看護師さんが智の額と咲久楽の額をくっつけて「よろしくね」って挨拶してくれました。
今度は顔を見られた喜びで胸がいっぱいに。
なっていたのですけど、赤ちゃんってしわくちゃなのかと思っていたけど、綺麗な顔してるなーなんて思ってもいました。

咲久楽は他にも処置が必要なのですぐに新生児室へ連れて行かれてしまって、あとは胎盤を取り出したりなどの処置を手術台の上で待つのみ。
手術のはじめからそうだったんですけど、血圧が安定しないので、ひたすら深呼吸し続けていました。
手術全体で一時間だそうなんですけど、そんなに長いな~って感じでもなく終了。
そして、、、「手術室に二人お願いします」とか連絡してる声が聞こえて、もともと手術室にいた人も含めて身体を持ち上げられて、なんかされてる!
って思ってたら、出血が多かったのでその処置をされていたようです。
母子手帳には出血量がどのくらいだったか記録する欄があるんですが、「多量」に〇がつけられて、なんと2,735mlの出血があったそうです。
これは羊水500mlも含んだ数字なのですけど、自然分娩で500ml、帝王切開で1,000mlが通常らしく。
「裂けた」なんて言葉も聞こえていたし、巨大子宮筋腫、侮りがたし!
やっぱり、予定帝王切開で良かったなぁ、と思いました。
ちなみに輸血はされなくて、翌日の血液検査でも全然貧血になっていなかったために、「出血量が多いのにおかしい」って2回も採血されたのが悲しかったです
妊娠初期から、葉酸・鉄・カルシウムのサプリを飲み続けたおかげで貧血にならずに済んだんだと思うんですけどね。

そんなこんなで手術は無事に終了して、ストレッチャーで病室へ。
病室で待つ光くんのもとへ先に連れて来られていた咲久楽をようやく胸に抱くことができ、無事、初乳も飲ませることが出来ました。
ちなみに、咲久楽の初ミルクは光くんが飲ませてくれました。

DSC_1170

一方、智はというと、、、子宮収縮薬を点滴で入れられるのですが、これがとっても痛い。
併せて痛み止めも点滴してもらうのですけど、ほんとに痛み止め入ってる?って感じでとっても痛い。
長時間続く陣痛の痛みを経験してないのでなんとも言えないですけど、この日の夜、智はウトウトとしかすることが出来ませんでした。
起きあがってはいけないし、テレビを見たりとかって気力はないので、痛みをこらえて、ひたすら天井を睨んでいました。
救いだったのは、手術当日は絶飲食と聞いていたものの、手術後3時間たったら、お水を飲んでもいいと言われたこと。
でも、とにかく痛かった!のは覚えているけど、1か月もたてばコロッと忘れちゃいますね。
手術中に聞こえていたエンヤの音楽もなんですけど、咲久楽を見ると、そっちに集中しちゃって、ほかのことって全く目に入らなくなってしまうのです。

病院によっては、帝王切開には旦那さんも立ち会えるところがあるようですけど、智が出産した病院は立ち合いNG、自然分娩でも写真、録画はNGのようなので、思い出に残るよう手術の様子を詳しく書いてみました。
次回は、翌日以降の入院の様子を書いてみたいなと思います。

それでは、またね~♪